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アンバサダーとは?いま注目されているアンバサダーマーケティングのメリット・デメリットをご紹介



近年、アンバサダーを起用して行う「アンバサダーマーケティング」がさまざまな企業で盛んに行われています。

しかし、アンバサダーとインフルエンサーの違いや、そもそもアンバサダーの意味とは何かが分からない・・・そんな方もいるのではないでしょうか。

本コラムでは、いまマーケティング施策の一つとして注目されている「アンバサダーマーケティング」についてメリット・デメリットの解説、実例についてをご紹介していきます。


目次[非表示]

  1. 1.アンバサダーの意味
  2. 2.アンバサダーマーケティングとは?
  3. 3.アンバサダーマーケティングの効果
    1. 3.1.ブランドイメージが正しく伝わる
    2. 3.2.ブランドイメージの刷新
    3. 3.3.アンバサダーの更なるファン化を促せる
  4. 4.アンバサダーとインフルエンサーの違いとは?
  5. 5.アンバサダーマーケティングのメリット・デメリット
    1. 5.1.メリット
    2. 5.2.デメリット
  6. 6.アンバサダーマーケティングの流れ
    1. 6.1.達成目標を決める
    2. 6.2.アンバサダーの選定、プラットフォームを決める
    3. 6.3.投稿内容と戦略を考える
  7. 7.アンバサダーマーケティングの事例紹介
    1. 7.1.ネスレ
    2. 7.2.ワークマン
  8. 8.まとめ


アンバサダーの意味

アンバサダー(Ambassador)は日本語に直訳すると「大使」や「使節」「代表」といった意味を持ちます。


マーケティングにおいて分かりやすく言うと「宣伝大使」です。つまり、アンバサダーとは企業や自治体などの組織から依頼を受け、公式にブランドや商品・サービスなどの広報活動、普及活動を行う人のことを指します。


アンバサダーは広告塔として、商品やサービスを広めるといった役割を担っていますが、それは誰でも良いわけでなく、多くの場合はその商品やサービスのファンであることが前提です。例えば、アンバサダーの代表的な例である「〇〇県観光大使」「〇〇公式アンバサダー」などに選ばれる人は、その県の出身である人やブランドにゆかりのある人たちです。


アンバサダーマーケティングとは?

アンバサダーマーケティングとは、自社商品やサービスを利用しているユーザーをアンバサダーに採用し、SNSなどを通じて自社ブランドや商品・サービスの発信活動をしてもらうマーケティング手法です。元々、商品やサービスに対してファンであり熱量を持っているため、情報発信に強い説得力があるのが特徴です。


アンバサダーは、必ずしも芸能人やインフルエンサーなどフォロワー数が多く影響力の大きい人たちとは限らず、自社商品・サービスがどれだけ好きかという部分で一般のファンからもアンバサダーを公募することもあります。


熱量を持った情報発信により、口コミやSNS上などでさらなる認知拡大が期待できるのがアンバサダーマーケティングです。


アンバサダーマーケティングの効果

アンバサダーマーケティングを行うことで以下のような効果が期待できます。


・ブランドイメージが正しく伝わる
・ブランドイメージの刷新
・アンバサダーの更なるファン化を促せる


ブランドイメージが正しく伝わる

自社のブランドイメージに近い発信をしてくれそうなアンバサダーを起用し、発信してもらうことで、自社のブランドイメージを正しく伝えることができます。
そのため、効果的なアンバサダーマーケティングを行うには、自社ブランドとマッチしたアンバサダーを起用することが重要です。


ブランドイメージの刷新

今後狙っていきたい新しいターゲット層に合うアンバサダーに商品やサービスを拡散してもらうことで、既存の顧客だけではなく新しいターゲット層にも認知を拡大させることができます。


アンバサダーの更なるファン化を促せる

アンバサダーマーケティングの中には、アンバサダー起用の特典として自社商品やサービスをプレゼントする企業もあります。これにより、元々自社商品やサービスのファンであるアンバサダーのさらなるファン化に繋がります。より熱心になったアンバサダーが魅力的な拡散をしてくれることで、さらなる認知拡大やブランドイメージの向上を狙えます。


アンバサダーとインフルエンサーの違いとは?


「インフルエンサー」とはSNS上で特定のコミュニティに対する強い発信力やユーザーの購買行動に対して強い影響力をもつユーザーのことを指します。


アンバサダーとインフルエンサーは情報発信を活用し、企業やブランド、その商品やサービスの存在を伝える点では同じですが、双方の大きな違いはそのサービスに対する「立場」と「質」です。


インフルエンサーの場合は、必ずしもそのサービスのファンではなく、単純に他ユーザーへの影響力や拡散力を持った人という立場にあります。一方でアンバサダーは、そのサービスの元々のファンでありブランドのイメージを担う存在にもなるのがアンバサダーです。


アンバサダーは、知名度を生かしてさまざまな宣伝活動を請け負うインフルエンサーとは違い、「ブランドに対する強い熱量を持ち、心から支援活動を行っている」という点を大事にします。
そのため、どれだけの人に届けたかという「数」よりも、共感を受けて購買行動に至る熱量のあるユーザーをどれだけ生み出せたかという「質」が重視される傾向にあります。


アンバサダーマーケティングのメリット・デメリット

アンバサダーマーケティングを活用する際のメリットとデメリットはどんなものなのか、主なメリットとデメリットをご紹介します。


メリット

・ポジティブなPRを行ってくれる
・意欲的な活動を期待できる
・ターゲットに届きやすい
・広告感が出にくい
・ファンの声を集められる
・ブランディング戦略に最適


インフルエンサーの場合は、「依頼されるまでその商品やサービスを知らなかった」という場合も多くあります。しかし、アンバサダーは商品やサービスの元々のファンであることから、普段から商品やサービスを使ってくれているため熟知しています。そのため発信内容も「ポジティブな口コミ」かつこれまで社内で気がつかなかった「強み」などを意欲的に発信してくれることに期待ができます。


デメリット

・アンバサダーを見つける手間がかかる
・インフルエンサーほど訴求範囲は広くない


アンバサダーを起用する際には、自社のブランドイメージや商品・サービスイメージとマッチしているかどうかでいい結果に繋がるかが決まります。自社がターゲットとしている層と条件の合うアンバサダーを見つけるのにはある程度の手間がかかることを頭に入れておく必要があります。


また、アンバサダーはインフルエンサーほどのフォロワー数を抱えていないのが一般的です。そのため、訴求範囲は影響力の高いインフルエンサーと比較するとかなり低い場合が多いです。


しかし、メリットでも前述した通り、アンバサダーの投稿はファンであるが故の「熱量」や「広告感が薄い」という強みがあります。そのため、訴求範囲は基本的にそこまで広くありませんが、訴求力ではインフルエンサーに引けを取りません。


アンバサダーマーケティングの流れ


達成目標を決める

まずは、アンバサダーマーケティングで達成したい目標とKPIを決めます。


アンバサダーマーケティングの目的(商品の購買、認知など)を洗い出しをすることにより、施策においてのブレが予防できます。また、具体的なKPIを定めておくことで、アンバサダーの選定やプラットフォームを決める基準にもなります。


アンバサダーの選定、プラットフォームを決める

目標が決まったら、施策目的や獲得したいターゲット層に合ったアンバサダーの選定をします。また、プラットフォームはそれぞれに違った特徴があるため、PRしたいサービスや商品、ターゲット層とマッチしたプラットフォームを選びましょう。


投稿内容と戦略を考える

アンバサダーとプラットフォームが決まったら、投稿内容と戦略を決めます。
投稿については、アンバサバーと一緒に企画を考えたり、ハッシュタグの活用やキャンペーンの同時開催などの施策を行ったりして、効果を測定しつつ進めましょう。


アンバサダーマーケティングの事例紹介

最後にアンバサダーマーケティングの事例を紹介します。


ネスレ

コーヒー製品のネスカフェを展開している「ネスレ」はアンバサダーマーケティングに力を入れている企業の一つであり、職場で働く人であれば誰でもアンバサダーになることが可能です。


ネスカフェのアンバサダーになる条件として、「ネスレの会員登録」「30文字以上の希望理由の入力」「一次選考の通過」「電話による選考結果の授受」がありますが、アンバサダーに認定された企業は人気のマシンを職場で無料で使える上に、本格コーヒーをお得に楽しむことができます。


ネスカフェのテレビCMを一度でも見たことがある方は多くいるのではないでしょうか。
ネスレは、テレビCMやホームページでアンバサダー募集を大々的に展開したことで、キャンペーンの急速な情報拡散に成功し、その影響から口コミや紹介に変化したことでアンバサダーサービスの利用者数が増加しました。


ワークマン

作業服や安全靴などで有名な「ワークマン」は、#ワークマン、#ワークマンプラス、#ワークマン女子というハッシュタグをつけて継続的にワークマン製品を発信している人や、ある専門分野に精通しており製品開発のアドバイスをする人など、ワークマンを応援している人を「ワークマン公式アンバサダー」に認定しています。


ワークマン公式アンバサダーに認定されると、いち早く新製品を見ることができたり、新製品発表会に招待されることがあります。ワークマンのHPには、掲載許可を出した公式アンバサダーのアカウントが掲載されるため、アンバサダー自身の認知拡大にも繋がっています。


まとめ

アンバサダーマーケティングは上手く活用することができれば費用対効果の高い宣伝ができるマーケティング手法の一つです。
自社の商品やサービスの認知拡大をしたい、また、あまりコストをかけずに多くの人にサービスを知ってもらいたい、、、そんな時にはアンバサダーマーケティングの導入を検討してみてはいかがでしょうか。


アンバサダーマーケティングを始めるなら、インフルエンサーマーケティング会社を利用するのも一つの手です。インフルエンサーをアンバサダーに起用することができれば、さらに拡散力が高まり、インフルエンサーマーケティングとアンバサダーマーケティングの両方のメリットを得ることも可能となります。


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