インフルエンサーマーケティングにおける「二次利用」とは?メリットや注意点を解説!
SNSが普及したことで、影響力のあるインフルエンサーが注目されるようになりました。
そのため、多くの企業が自社ブランドや商品・サービスの認知度向上や宣伝のためにインフルエンサーを起用したインフルエンサーマーケティングを活用しています。
そんなインフルエンサーマーケティングの一部として、「二次利用」も注目を浴びているのです。
インフルエンサーが紹介した内容を、企業がさらに宣伝に利用することができる「二次利用」ですが、具体的な意味や利点を理解していない方も少なくないのではないでしょうか。
本コラムでは、「二次利用」についての意味やメリット・注意点、活用方法について解説していきます。
目次[非表示]
- 1.インフルエンサーマーケティングにおける二次利用とは
- 2.二次利用の具体的な方法
- 3.二次利用のメリット
- 3.1.SNS以外の場面でも使用できる
- 3.2.コンテンツ作成のコスト削減が可能
- 3.3.ブランド認知の機会が増える
- 4.二次利用の注意点
- 5.二次利用をマーケティング戦略に取り入れる
- 6.まとめ
インフルエンサーマーケティングにおける二次利用とは
「二次利用」とは何かを理解するためには、まず初めに「インフルエンサーマーケティング」の基本概念を理解することから始めましょう。
インフルエンサーマーケティングとは、特定のテーマや業界に影響力を持つインフルエンサーと協力し、その影響力を活かして商品やサービスを宣伝するマーケティング手法のことを指します。
インフルエンサーマーケティングについてはこちらを合わせてご覧ください。
その一環として主に用いられるのが「二次利用」です。「二次利用」とは、文字通り一度利用された何かを再度使うという概念で、インフルエンサーマーケティングにおける二次利用とは、インフルエンサーが作成したコンテンツを自社のプロモーションに利用することを指します。
具体的なコンテンツとしては写真や画像、動画、ブログ記事などが考えられ、これらをブランド自体が再度利用し、自社の商品やサービスの宣伝に活用します。
二次利用の具体的な方法
二次利用の具体的な方法は様々です。たとえば、ブランドの公式ウェブサイトやSNS上でインフルエンサーが制作したコンテンツを再利用するやり方が一般的です。これにより、ブランドのフォロワーやユーザーに対する訴求力が増す可能性があります。
注意点として、SNS投稿には「著作権」「肖像権」があるため、インフルエンサーに依頼して作成してもらったコンテンツを自社メディアで実績として紹介するだけでも、二次利用となることを知っておきましょう。
また、メールマーケティングに組み込む方法もあります。メルマガなどでインフルエンサーのコンテンツを使うことで、受け取った顧客がより身近に感じ、興味を持ってもらえる可能性があるのです。
それ以外にも、商品パッケージや広告、POPなどの物理的なメディアにインフルエンサーのコンテンツを利用する方法もあります。こういった方式であれば、手に取るまでインフルエンサーの存在を知らなかった消費者にもアピールが可能です。
ただし、これらを行う際には、インフルエンサーとの契約内容を確認し、コンテンツの再利用を許可してもらうことが必要です。これは法的トラブルを避けるためであり、インフルエンサーと良好な関係を保つためでもあります。
二次利用のメリット
二次利用には、大きく以下のメリットがあります。
SNS以外の場面でも使用できる
前述した通り、二次利用ができることでSNS以外の場面でも素材を利用することができるため、インフルエンサーのフォロワー以外にも大きくアピールすることが可能です。
コンテンツ作成のコスト削減が可能
二次利用は、一度インフルエンサーが作成したものを再利用するだけで良いため、新たなコンテンツを作る手間と時間が削減できます。
また、インフルエンサーの投稿はその人格や個性を色濃く反映しているものです。そのため、そのまま再利用することで、ブランド自体がその信頼性や親近感を引き継ぐ効果が期待できます。
ブランド認知の機会が増える
二次利用によって、インフルエンサーがフォロワーやユーザー(潜在的顧客)に対して行ってくれるマーケティング活動を、ブランド自体がより広い範囲で再度行うことが可能になります。
これにより、ブランド認知の機会が増え、フォロワーやユーザー(潜在的顧客)への影響力を最大化できます。
二次利用の注意点
二次利用を行う際には法的な制約が伴うことを理解しておく必要があります。コンテンツの著作権は原則として制作者であるインフルエンサーに属しますので、許可なく使用すると著作権侵害となり、法的なトラブルに繋がる可能性があります。
また、ブランドが大々的に二次利用を行い、それによってインフルエンサーのイメージが傷ついた場合、信頼関係が損なわれるだけでなく、悪評が広がるリスクもあります。
したがって、二次利用を行う際にはインフルエンサー側も納得の上で、且つ、ブランドのイメージとも合致した方法で行うべきです。
二次利用をマーケティング戦略に取り入れる
インフルエンサーマーケティングの二次利用は、時間と費用の効率性、広範囲な露出、ブランド信頼の向上といったメリットから、ますます多くのブランドが取り入れている最新戦略のひとつです。
しかし、その適用に際しては、ブランドの特性、ターゲットオーディエンスの属性、使用するメディアの特徴と合わせて、どのように二次利用を行うかを慎重に検討することが求められます。また、インフルエンサーが作成したコンテンツがブランドの価値やイメージ、商品やサービスの特性を適切に表現できているかも重要な考慮点です。
まとめ
「二次利用」とは、ブランドが既存のインフルエンサーコンテンツを効率的に再利用し、ブランドや商品・サービスの認知度を高め、その魅力をより多くの人に広めるための実用的な戦略です。
ただし、実施に当たっては法的制約などの問題も伴うため、十分な配慮と準備が必要になることを覚えておく必要があります。
本コラムを参考に、マーケティング戦略のひとつとして「二次利用」を検討してみてはいかがでしょうか。
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