「ソーシャルプルーフ」とは?心理傾向を活用したマーケティングの重要性について解説
「ソーシャルプルーフ」という言葉をご存知でしょうか?
日本では「社会的証明」と訳され、心理用語の一つです。
まだあまり浸透しきっていない言葉ですが、商品やサービスを売る上でこのソーシャルプルーフが重要となります。
本コラムでは、ソーシャルプルーフの概要や種類、マーケティングにおける重要性について解説していきます。
目次[非表示]
- 1.ソーシャルプルーフとは?
- 2.ソーシャルプルーフの重要性
- 3.ソーシャルプルーフの種類
- 3.1.消費者からの評価
- 3.2.専門家からの評価
- 3.3.インフルエンサーの声
- 3.4.売れ筋ランキングやユーザーの評価
- 3.5.SNSにおける認証アイコン
- 3.6.トラストバッジ
- 3.7.満足度などを数値化したデータ
- 4.まとめ
ソーシャルプルーフとは?
「ソーシャルプルーフ(Social Proof)」とは日本語で「社会的証明」と訳されることが多く、米国の研究者であるロバート・B・チャルディーニ氏が1980年代に提唱した心理学用語の1つです。
人間が周囲の意見や社会的評価を参考にしながら、自らの判断の妥当性を測るという心理傾向を表しています。
影響力のあるインフルエンサーや芸能人やグループであったり、多数派に従う傾向があるという原則に基づいており、マーケティングを行う上では無視できない概念の一つです。
ソーシャルプルーフの重要性
インターネットやスマートフォンが普及したことで、消費者はSNSなどを使ってさまざまな情報を収集・比較することができます。そのため、商品やサービスの売り手による一方的なメッセージが通用しにくくなっているのです。
企業が自社ブランドや商品・サービスについて発信するよりも、実際に購入して使用したユーザーのリアルな声を消費者は求める傾向にあります。実際に商品やサービスを購入・使用したユーザーからどれだけポジティブな評価を得ることができるかでビジネス成功は大きく左右されることになると言っても過言ではありません。
自社の商品やサービスを多くの人に届けるためには、いかに実際に使用したユーザーからポジティブな評価が得られるかだけではなく、そうした評価の声を目にして購買意欲が高まっているユーザーに対してアプローチできるかが課題です。
ソーシャルプルーフの種類
マーケティングにおけるソーシャルプルーフ戦略を考える上で、主な種類をご紹介します。
消費者からの評価
実際に商品やサービスを購入した消費者が、ECサイトのレビュー欄やブログ・SNSで発信する評価はとても大きな影響を与えます。
商品やサービス自体の品質だけではなく、送料の設定や商品が届くまでの日数、メールや電話対応の良さなども評価対象となることを留意しておきましょう。
消費者にどれだけ快適な購買体験を提供できたかが重要なポイントとなります。
専門家からの評価
各分野の専門家の評価は、商品の価値だけではなく消費者の購入判断を左右する重要な要素の一つとなり得ます。
インフルエンサーの声
テレビや雑誌などのメディアに頻繁に出てくる著名人だけではなく、インスタグラマーやYouTuber、ティックトッカ―などのインフルエンサーも消費者の行動に大きな影響をもたらします。
特定の分野で多くのフォロワーやファンを抱えるインスタグラマーを起用した商品やサービスの宣伝は、フォロワーだけでなくSNSの特徴である拡散力を活かして潜在顧客へのアプローチにも繋がるといった効果が期待できます。
そのため、今では多くの企業がSNSを使ってインフルエンサーマーケティングを活用しているのです。
しかし、インフルエンサーを起用したマーケティングでは、ステマに注意しなければならないことを覚えておく必要があります。
ステマだけでなく、特に化粧品は気をつけるべきポイントがあるため、詳しくはこちらのコラムも合わせてご覧ください。
売れ筋ランキングやユーザーの評価
ECサイトで商品を調べる際、売れ筋ランキングや注目ランキング、口コミ評価の順位を参考にする消費者は多くいます。
Amazonの売れ筋ランキングがイメージしやすいでしょう。こういった情報は広く定着しているソーシャルプルーフの一つです。
SNSにおける認証アイコン
InstagramやX(旧Twitter)などでは特に、公式アカウントなどの認証アイコンがどのような発言をしているかを重要視する方も少なくありません。
過大広告や誇張表現をおこなってしまうと炎上にも繋がりかねないため、公式アカウントからの発信は冷静な判断で行う必要があります。
トラストバッジ
「トラストバッジ」とは、ビジネスが本物で正当なものであるという信頼を消費者に植え付けるために使用されるバッジやシンボルのことを指します。
ECサイトなどは特に、金銭取引を行う場合がほとんどです。そのため、信頼できるセキュリティ機関によって与えられた承認であるセキュリティバッジを取得することで、消費者にウェブサイトを信頼してもらえることに役立ちます。
満足度などを数値化したデータ
「利用者数は累計100万人以上」「販売開始から1ヶ月で1万個売れた!」「満足度98%!」などといった、契約数や満足度などを数値化させたデータも注目されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?本コラムでは、ソーシャルプルーフの概要や種類、重要性についてご紹介しました。
マーケティングにおいて活用できるソーシャルプルーフには種類がありますが、インフルエンサーの声を活用したい場合、ぜひ一度bibinにご相談ください。
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