TikTokプロモートとは?気になる費用やメリット・デメリットを解説!
10代〜20代と若い世代を中心に大きな支持を集めているTikTokですが、誰でも簡単に広告を配信できる「プロモート機能」があることをご存知でしょうか?
この広告機能を使うことで、届けたいユーザー層に動画を見てもらうことができフォロワーの獲得やブランディングを行うことができます。
今回はそんなTikTokプロモートについて費用やメリット・デメリット、活用手順について解説していきます。
目次[非表示]
- 1.TikTokプロモートとは?
- 2.TikTokプロモートの費用とは
- 3.TikTokプロモートのメリット
- 3.1.フォロワー以外のユーザーにアプローチできる
- 3.2.通常広告よりも低予算で広告配信ができる
- 3.3.広告であることがユーザーにバレにくい
- 3.4.ターゲットを細かく絞ることができる
- 3.5.分析ができる
- 4.TikTokプロモートのデメリット
- 4.1.ステマ扱いをされることがある
- 4.2.炎上のリスクがある
- 4.3.費用対効果が合わない可能性がある
- 5.TikTokプロモートの活用手順
- 5.1.ビジネスアカウントへ変更する
- 5.2.動画を投稿する
- 5.3.プロモートの設定
- 5.3.1.注意すべきこと
- 5.3.2.運営の審査が通らない場合
- 6.まとめ
TikTokプロモートとは?
「TikTokプロモート」とは、TikTokアプリに搭載されている広告ツールです。投稿した動画を少しでもより多くのユーザーに見てもらうための機能となります。
TikTokプロモート機能を活用することで、投稿した動画の閲覧数や再生数を伸ばしたりするだけではなく、ウェブサイトへ誘導したりフォロワー数を獲得するチャンスを増やしたりすることができます。しかも、この機能は全ユーザーのTikTokアカウントで始めることができるため、企業・個人のアカウント問わず利用可能です。
TikTokプロモートの費用とは
TikTokプロモートの利用は有料で、支払いは現金ではなくTikTokコインを使用します。TikTokコインとはTikTokで使えるバーチャルコインのことで、1コイン=約1.85円というレートです。
有料とはいうものの、TikTokプロモートは1インプレッション(広告がユーザーに表示される回数)あたり、約0.1〜0.2円と低価格で、1日あたりの予算と配信期間は自分で決めることができます。
最低利用額は350コイン/24時間なので、1日あたり647.5円から広告を配信できることになります。
TikTokプロモートのメリット
TikTokプロモート活用のメリットは以下になります。
- フォロワー以外のユーザーにアプローチできる
- 通常広告よりも低予算で広告配信ができる
- 広告であることがユーザーにバレにくい
- ターゲットを細かく絞ることができる
- 分析ができる
フォロワー以外のユーザーにアプローチできる
TikTokプロモートを設定した動画は、フォロワー以外のユーザーのタイムラインに表示されるようになるため、通常の投稿ではアプローチできない層にも見てもらえるきっかけを作ることができます。視聴してくれるユーザーが増えることで、フォロワーや見込み顧客の獲得にも繋がるでしょう。
通常広告よりも低予算で広告配信ができる
前述した通り、TikTokプロモートは通常広告よりも低予算で始めることができます。通常の広告では最低でも数十万円程度の広告費が発生するため、1インプレッションあたり0.2円前後で広告配信できる仕組みはプロモート機能の大きなメリットとも言えるでしょう。
広告であることがユーザーにバレにくい
TikTokプロモートとして投稿した動画は、一見「広告」であることが分かりづらいことも特徴の一つです。広告特有の"押し売り感“があまりなく、「おすすめ」から動画が投稿されるため自然な形で宣伝することができます。
ターゲットを細かく絞ることができる
TikTokプロモートの大きなメリットの一つとして、細かいターゲット設定ができることも挙げられます。
性別はもちろん、年齢・興味関心からも細かく設定することができます。
【年齢】
13-17、18-24、25-34、45-54、55+
【興味・関心】
教育
車両&輸送手段
マタニティ・ベビー
金融
メークアップ/スキンケア
携帯電話/パソコン
デジタル家電
旅行
ペット
アプリケーション
ファッション/靴/帽子/カバン
ニュースデータ
ゲーム
飲食・グルメ
アウトドアスポーツ
分析ができる
TikTokプロモートを適用した動画は、以下のパフォーマンスを確認・分析することができます。
・プロモートにかかった費用
・プロモーション期間の絞り込み
・動画の視聴回数
・リンクのクリック人数
・エンゲージメント数(いいね数、コメント数、シェア数)
・年齢層/性別の割合
パフォーマンスを把握し分析することで、今後の動画制作やプロモーション実施の改善に役立ちます。
TikTokプロモートのデメリット
TikTokプロモートにはいくつかデメリットもあります。
- ステマ扱いをされることがある
- 炎上のリスクがある
- 費用対効果が合わない可能性がある
ステマ扱いをされることがある
ステマとは「ステルスマーケティング」の略称で、宣伝広告であることを隠し、特定の商品やサービスの宣伝を行うことを意味します。TikTokプロモートは広告であることが明記されているためステマにはあたりません。
しかし、メリットでも取り上げた通りTikTokプロモートは広告であることが分かりにくいため、一部のユーザーからはステマではないかと勘違いされてしまうこともあるのです。
炎上のリスクがある
TikTokプロモートをすることで「おすすめ」からフォロワー以外の多くのユーザーに視聴してもらえることはメリットですが、投稿を見る人が多くなる分、炎上のリスクが高まる可能性もあります。
SNS運用をする上では、どのSNSでも炎上のリスクはつきものです。そのため、炎上をしないための対策もそうですが、万が一炎上をしてしまった時の対応策も考えておきましょう。
費用対効果が合わない可能性がある
TikTokプロモート機能を活用したからといって、必ずしも大きなバズを生み出すわけではありません。コストをかければ費用以上の効果を発揮できると期待するのではなく、動画に興味を持ってくれたユーザーが他のユーザーに拡散してくれたり、商品やサービスを購入してくれるような仕組み作りが大切と覚えておくといいでしょう。
TikTokプロモートで広告として出せるのは通常形式の動画投稿のみのため、売り上げ向上を重視するのであれば通常のTikTok広告を利用するのを視野に入れてもいいかもしれません。
TikTokプロモートの活用手順
それでは、TikTokプロモートの活用手順をご紹介します。
ビジネスアカウントへ変更する
TikTokのプロモートを使うためには、ビジネスアカウントに変更する必要があります。
・画面右下の「プロフィール」をタップし、プロフィール画面に移動
・画面右上の3本線のアイコンをタップし、設定に移動
・「アカウント管理」をタップ
・「ビジネスアカウントに切り替える」をタップし、選択
表示された指示に沿って操作を進めてください。
動画を投稿する
ビジネスアカウントの設定が完了したら、プロモートしたい動画を投稿しましょう。プロモート機能を使えるのはmすでに投稿されている動画が対象となっています。
また、商用利用が許可されているTikTokが決めた商用楽曲もしくはオリジナル曲のみプロモートする動画で使えるため注意が必要です。
プロモートの設定
プロモートしたい動画を以下の手順でプロモート設定しましょう。
1.プロフィール画面右上に表示される3本線をタップし、クリエイタータップを選択
2.プロモートをタップし、プロモートを設定する動画を選択
3.プロモートする目的を選択
4.動画を見てもらいたいユーザーを「デフォルトの視聴者(TikTokが選択します)」もしくは「カスタム」から選択
5.「カスタム」を選択した場合、性別や年齢などターゲットの絞り込みをして「セーブする」をタップ。確認画面で問題なければ「次へ」をタップ
7.予算と配信期間を設定し、「次へ」を選択
8.所持コインが足りない場合、コインを購入・チャージすればプロモートされた動画が公開される
注意すべきこと
TikTokプロモートを行う際、動画のBGMとして使用する音源や動画コンテンツの内容が著作権に引っかからないように注意しましょう。もし著作権に引っかかってしまった場合、相手側から起訴されるリスクが伴います。
運営の審査が通らない場合
プロモート動画を作成後、運営の審査が入り、プロモーション非承認になることがあります。承認されない場合は、TikTokガイドラインおよび広告ポリシーに違反している可能性があるため、コンテンツの修正をする必要があります。
TikTokプロモート動画を作成後、運営の審査が入り非承認になることがあります。
よくある承認されない原因として
・ビジネスアカウントに切り替えていない
・18歳以下
・動画の内容がガイドラインに違反している
などが挙げられます。
しかし、審査が通らない原因は上記に限りませんので、どうしても解決できない場合は、運営に問い合わせてみましょう。
まとめ
TikTokプロモートは低予算で面倒な準備もなくできる広告機能です。SNS運用をしていく上で、「より多くの人に見てもらうこと」はとても大きな課題です。
ぜひ本コラムを参考にTikTokプロモートの活用を検討してみてはいかがでしょうか?